農業が高齢化している理由について

 

10261006470若者と農業

農業をやっている人が高齢化している最大の理由は、若者が農業をやりたがらないという点です。高齢化社会がますます進む中で農業の後継者がいなくなれば、農業全体が高齢化するのは必然なのです。なぜ、今の若者は農業をやらたがらないのでしょうか?その1番の理由は「収入」です。農業という職業の最大のリスクは、収入が安定しないという点なのです。

不安定な収入

今の若者は一昔前の若者に比べて、堅実に安定した道を選ぶタイプが増えています。そういった意味でも、「不安定な収入」という大きなデメリットがある農業をやりたいと思う若者は激減しているのです。農業の後継者が見つからないという根本的な問題を解決するためには、農業のデメリットやリスクを消し去ってしまうほどの「農業の魅力やメリット」をメディアが積極的に宣伝する必要があります。農業という仕事を違う視点からポジティブに見てみると、意外に魅力やメリットが多い職業でもあるのです。

農業の最大のメリット

まず、農業の最大のメリットは、自分のペースで好きなように仕事ができるという点です。「自然に触れながら自分のペースで自分の裁量で仕事ができる!」まさに脱サラしたいサラリーマンが夢や理想に抱くそのものですね。農業の2つ目のメリットは、やり方によっては一般的なサラリーマンよりも多くの年収を稼ぐことができるという点です。生産方法を工夫や改善し規模を大きくすることで必然的に農業の利益も大きくなります。利益が大きくなれば手取りの給料だって同世代のサラリーマンを超えることができるのです。どんな自営業でもそうですが、やったらやった分だけの報酬を手に入れることができるのです。1つ問題なのは、テレビや雑誌やネットなどが農業という職業に対するネガティブな情報をあまりにも流しすぎているという点です。現代の若者はテレビや雑誌やネットなどから情報を入手します。各メディアが「農業は収入が安定しない・・・辛くて厳しい・・・人気がない・・・」という情報を流せば、その影響力は計り知れないものとなってしまうのです。日本の農業を支えるためには各メディアが協力して農業の魅力やメリットを若者に積極的に伝えていくことが必要だと思います。