農家の年収って!?高収入の農業事業者も意外と多い!

ear-agriculture-close-up-bread-cereals-grain_121-88494気になる農業従事者の年収相場はどのくらい!?

最近農業の若者離れが深刻になっています。せっかく親の築いた農地があるのに引き継がない子どもも多く、もったいない状況が続いているのです。最近では農業もハイテク化が行われ若者でも十分ビジネスチャンスがあるのです。若い人にも農業に興味を持ってもらうにはどうしたら良いのでしょうか?

農業で生活するにはどのくらいの年収が必要!?

現在の農業での年収は、150万円から300万円程度と言われています。サラリーマンの平均年収が400万円前後であることを考えると、かなり安い年収となっています。しかしながら、稲作を考えた場合でも、農業での投資金額は高く、トラクターや田植え機コンバイン、乾燥機、農薬などさまざまな経費を考慮するとその合計金額は約1500万円ほどかかると言われているのです。農薬などのランニングコストがかかる経費は除外したとして、トラクターなどの初期投資を10年で回収した場合を考慮すると、年間経費は約150万円弱となります。つまり年収が150万円を上回らないと利益が出ない計算となるのです。そこで目指したいのは、年収300万円から400万円ということになりそうです。もちろん設備を長持ちさせれば、その分経費は浮くので黒字が続くこととなりますが、古い機械を使用することは事故のリスクが高まるので避けたいところです。また、台風災害など思わぬ損害も受けやすいのが農業であるので、そのリスクを吸収できるほどの年収は確保したいものです。

統計からみる!農業従事者の年収相場はどのくらい?

農林水産業の統計結果を参照すると、農業従事者の年収が300万円未満という農家が約40%をしめています、ついで300万円から500万円が多く、約23%をしめています。ついでは、500万円から1千万円の農家が26.5%、1千万円以上の農家が約10%となっています。この統計結果から見えることは年収300万円以下の農家が多い一方、年収が500万円以上の農家も38%で、年収300万円以下の農家とほぼ同等の割合があることです。農業で高収入を上げているところを見てみると、品種改良などを行い自分のブランドの農作物を成功させたり、新技術を導入して低コストで台風災害などの被害を受けにくい農作物の栽培方法を確立したりなど、さまざまな努力をしているようです。また、農産物をインターネット販売することで中間マージンをなくし、利益を向上させるなど、画期的な営業システムを確立した農家なども多いようです。年収300万円以下の農家と、それ以上の農家では、常に新しい農業の形を追求し続けるかどうかにかかっているのかもしれません。

農業で成功している方はどのくらいの年収なの?

先ほど紹介した統計の結果、年収が500万円以上の農家も約38%もいて、その中でも約10%の農家が1千万円以上の農家が占められていることがわかりました。いったいどのような活動を行って成功を収めているのでしょうか?一つの例としては、ハウス栽培を行うことで、台風などの被害を抑えた農業環境を構築し、周期栽培が短い農作物を栽培している例があります。例えば、水菜やほうれん草などは年に15回程度収穫できるので効率よく利益が上がるようです。農家は田舎でインターネットがつながらないとは思っていませんか?しかも農家の高齢者たちはパソコンなんて使えるわけがないと思っている人も多いかもしれません。しかし、農家の人たちもパソコンを立派に使いこなせるのです。今、農家で収穫されたとれたて野菜をインターネットで注文を受けて直送するサービスなども行われ始めています。中間マージンがないので、お客様にとっても安く購入でき、農家側に取っても利益の上がる、WinWinの関係が手に入るのです。この方法は、固定客を確保しやすいので、農家に取っても大きなメリットになります。

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