農業の今

OLYMPUS DIGITAL CAMERA現在の農業

現在の農業の現状はどのようなものなのでしょうか。農業に従事している人は、年々減少傾向に有り、農林水産省の統計によると、平成25年の農業従事者の人数は約239万人とされています。平成20年には298万人いたとされていますから、5年で約60万人も減少してしまったことになります。もし、このままのスピードで減り続けてしまったとしたら・・大変なことになるのは良く分かりますね。

従事者不足が深刻

現在、農業従事者は100万人ほど不足されているとされています。その為、あらたな就業場所として、就職先に農業法人や就農を選択する若者が増えてきました。このような背景から、就農したい若者を支援するサービスや取り組みが広がっています。 就農を目指す人のために、定期的に相談会が開催されています。農業を始めたい人と農業の求人を出している農家や団体が、直接交流できるイベントも各地で開催されています。 イベントでは実際農業に就いている人の、生の声を聞くことができます。また、インターンシップの相談なども可能です。

メリットとデメリット

このイベントの良いところは、今スグ就農しようと考えていなくても、参加することができるという点。将来、会社を退職したら始めたい、転職先の一つとして就農を考えているという人も気軽に参加できるイベントです。このような取り組みを通して、農業に従事する人を増やしていますが、農業はまだまだ人手不足・・というのが現状です。農業の求人は沢山ありますが、その多くがお給料は低めです。しかし、自分で育てたものを食べられる、食事付きや寮などのサポートがある就業先もある、自然の中でのびのびとした生活ができるなど、メリットも沢山あるのです。農業を目指す若者の多くは、このメリットの面に魅力を感じて就農しています。農業の求人を一括で検索できるサイトも沢山ありますので、農業の仕事を探している人はインターネットも活用して就農先を探してみてください。日本の農業が今後どのように変わっていくのかは、若者たちの手にかかっているといっても良いでしょう。