近年、注目の農業!魅力ある職業に若者も参入

yun_537農家で働く人が増えている!?最近の就農事情について

農家で働く人は増えています。が、人手不足は中々解消されないのは辞めてしまう人が多いからだけではありません。新しく農家で働こうとする人は農業自体よりも、新しいビジネスに魅力を感じる人が多いからだと思います。

10年前と比べて就農者は増えている?

10年前に比べ、農業は非常に注目を集めています。その理由は農業をする若い女性が雑誌などで紹介されることにより、オシャレなイメージができた、手軽に経営者になれそう、ネットの普及により、農業が身近な存在になったこと等が主に上げられると思います。最近は洋野菜など珍しい色とりどりの野菜を作り、それをオシャレな店に卸したり、インターネットで販売したりと新しいビジネスをどんどん産み出している農家達には確かに魅力を感じます。急速に新しいビジネスを展開できる今の農家は逆にいえばまだまだ発展途上。しかし、だからこそ更なるビジネスの可能性に期待する人は少なくないでしょう。そのせいか、就農希望者は若者を中心に増えて、実際に就農する人が増えているように思います。しかし、農業は多くの知識が必要であり、過酷な重労働でもあるためか、離職者も少なくありません。その上今の農業をやりたいという若者は従来の農業とはまた別のものを目指しているように感じます。

就農する人の年代にはどんな傾向がみえるか

就農する人で多いのは20代~30代が多いと思います。ただ、彼らは単純に農業をやりたいというよりは、あくまでも新しい、自分が活躍できるビジネスとしてでしか捉えていないのではないかと思います。キャベツを作ろう人参、大根等普通の野菜を手頃な価格で供給するのではなく、珍しい野菜を、自然農法或いは有機農法でと拘った野菜をネット販売したり、飲食店と直接契約したりと特別な農家となることにより、野菜をブランド化する事に意識がいってしまっていではないかと思います。勿論、それは間違いではないのでしょうが、拘り過ぎた野菜はメリットも沢山ありますが、価格が高い、生産効率が悪いといった側面も持ちます。そういったビジネスはあくまでも普通の野菜が手頃に普及されているからこそ通用するビジネスであります。そういった普通の農家と拘った野菜を売りにする農家との人員のバランスがとれていないからこそ、就農志望者が多いにも関わらず人手不足が改善されない理由の一つだと思います。

農家で働く人が活用できる公的支援サービスとは

仕事の大変さもそうですが、公的サービスが充実しているところも農業の特徴です。まず、新しく農家で働く人に使える公的支援としては、主に農林水産省で様々なサービスが行われています。まず、認定就農者制度という無利子で新農支援資金を活用できるサービス。国から給付金を得て新規就農者になれるもの。他には農業を知る為、高校生、大学生を対象にしたの講演もあるようです。すでに就農している人が利用できるサービスとしては、経営規模の拡大や事業の改善を行うのに必要な資金を長期、低金利に利用できるように国、県、市町村が利子を補給してくれる農業制度金融というもの等があります。さらに住んでいる、或いは就農しようとしている地域によりサービスは様々なようなのでHP等で調べてみると良いと思います。農業は必要な知識が沢山あり、重労働ではありますが、ここまで充実した公的サービスがある職業という意味では他にはない魅力ある職業と言えます。