新規就農前に知っておこう!就農者の現実と必須事項

新規就農する場合、新規就農の現実についてしっかり理解する必要があります。いざ農業を始めたものの生計が立たず、家族を養えないということになっては意味がないですよね。自分自身はもちろんのこと、家族にも負担をかけてしまうことになります。せっかく農業を始めるなら、一定の売り上げを上げて成功したいもの。そのためには現実を知り、十分な準備や対策、計画を立てたうえで農業に取り組む必要があります。ここでは、新規就農者の現実と新規就農するための必須事項についてまとめています。

農業の支援情報の写真 十分な所得は得られない?新規就農者がなかなか生計を立てられない現実

新規就農で生計を立てることはなかなか難しいという面があります。全国新規就農相談センターが実施したアンケートによると、約7割の人が農業所得のみでは生活できていないという結果が出ました。そのうちの6割は生計を立てられるめどすら立たないという回答。新規就農者の半数近い人が農業を継続することが難しい状態に直面しているのです。就農して5年以上経つ人でも、3割の人は生計が立っていない現実があります。そんななかで、一部では農業を諦めて別の仕事に就くという人も見られます。農業を始めるときに抱いていたイメージと実際に就農してからの現実にギャップを感じ、農業から離れるというケースもあるでしょう。そのため、新規就農を考える前に、リアルな農業の実体験や現実を知っておくことは重要です。現実的な農業生活を知ってもなお農業に取り組みたいかどうか判断すべきであるといえます。就農を決めたら、就農して生計を立たせるための具体的な営農計画を持ち、細かく実践していく必要があります。
引用元:https://www.nca.or.jp/Be-farmer/statistics/pdf/sOed7KxWqa9oMNb3Obhg201206271404.pdf

農業の支援情報の写真 農業スキルとともに持ってきたい!経営者の観点

新規就農しても離農者や生計が立たたない人が増えるのは、「経営者」としての観点を学んでいないからだという声があります。農業学校や研修を通して農業のスキルは習得できても、生計を立たせるためのノウハウを知らないまま就農しているケースがほとんどなのです。例えば、家族3人が農業収入だけで生活しようと考えると約500万円の所得が必要になります。利益率が30%の野菜を作った場合、約1,500万円の売上高がなければ所得は500万円を超えません。その1,500万円を売り上げるために必要な農地はどれくらいなのか、まずは知る必要があります。自分が作る野菜で1,500万円の売り上げを上げるために必要な農地がわかれば、どのような手入れを施すのかなどの計画を立てていきます。このような就農プランがあってはじめて生計を立たせる農業が可能になるといえるでしょう。支援を行う自治体としても、農業スキル習得のための支援はもちろんのこと、経営者の観点を身に付けさせるための支援も必要になるといえるでしょう。

どの地域でどんな作物を作る?就農する際に考えるべきこと

就農する際に考えるべきことはまず、どの地域でどのような作物を作りたいかということです。それによって、居住する場所や学ぶ場所が変わってきます。作る作物は自分自身が興味を持っているものや愛着があるものなど、長期的に世話をしていくことが可能な作物を選びましょう。地域・作物の2つが決まれば、企業主催の短期研修に参加したり、農業法人などに一定期間泊まり込んで滞在したりします。そのような短期的な研修が終了したら、本格的な研修方法を選択します。自治体の新規就農支援制度を活用する方法や農業大学校で学ぶ方法、農業生産法人の研修生になる方法などがあります。将来的に独立するまでのスキルやノウハウをしっかり習得できる環境を選択しましょう。また、いざ就農するという際に重要なことが農地の確保です。農地法の制限や地域の農業委員会の許可が必要な場合もあるので、地域の人とのコミュニケーションを大切に、良好な人間関係を築いておきましょう。地域の人と信頼関係を構築したことで、条件の良い土地を貸してもらえたというケースもあります。