農家を支えるエシカル消費

phm12_0159-s今、「エシカル消費」に注目が集まっています。

エシカル(ethical)とは倫理的・道徳的という意味です。 多少値段が高くても地球環境に配慮したものを選び、日々の消費行動から社会貢献をしたいという倫理観に基づいた消費を「エシカル消費」と呼んでいます。 エシカル消費の代表的なものとして、有機食品の購入・地産地消・スローフード運動などがあげられます。環境問題から貧困や人権問題も視野に入れた新しい社会的消費スタイルです。 エシカル消費の特徴は、化学肥料を使わないオーガニック製品を選ぶだけではありません。環境に負荷をかける企業や人権を守らない企業の製品を避け、積極的に環境問題に取り組んで地域社会に貢献している会社の製品を一番に購入します。 また売上の一部が自動的に寄付金や義援金に充てられたり、サイト上のクリック一つで募金できるなど自らの負担があまりかからない形で社会貢献が出来るシステムも人気を集めています。また、地元産の野菜や果物を選び消費して地元の農家や企業にお金をまわすことで、地域社会の循環にもつなげていこうと考えています。 消費者が商品を選ぶ一つの目安として、LEAFマークがあります。 有機農産物や特別栽培作物であることを認定するものです。 環境と農業を結びつけるLEAFの基準をクリアした 環境にやさしい農産物にLEAFマークは付与されます。 英国を始め40ヵ国で広がりを見せています。 LEAFは常時見学可能なファームやバーチャルファームも設置して、 ワークショップを通じて情報発信なども行っています。

生産加工者側も消費者に選んでもらう努力をしております。

ある離島では、島全体のブランド化と人づくり、ファンづくりをセットで行い、 あくまでも島既存の資源を活かした商品開発・地域振興に取り組んでいます。 1つの商品にとどまらず様々な商品を展開し、島全体のブランド化を図っています。 また、ターゲットを東京にしぼり、商品マーケティングも交流事業も東京で集中的に行うなど戦略的なことも行っております。 消費者は物を買うことで社会貢献ができ、農家や企業は社会貢献しながら利益を得ることができ、環境は消費者や企業に守られる。 こうした社会的好循環のトライアングルをエシカル消費は生み出しています。 今後エシカル消費を拡げ持続させていけるかどうかは、消費者と生産者の信頼、コミュニケーションの質と密度にかかっていると思います。