無農薬の野菜が食べたい、食費を節約したいと思っている人におすすめの家庭菜園。人によっては野菜作りの経験がなく、何から始めていいのかわからない人もいるかもしれません。今回は、そんな野菜作り初心者さんに、自宅の庭を活用する方法や庭がない人のためのプランター菜園、初心者さんでも簡単に栽培できる野菜の種類について紹介します。メリットいっぱいの家庭菜園で、ぜひ栄養満点の野菜を育ててみましょう。
家庭菜園でHappy!やって良かったと思うこと
野菜作りの先輩たちに、家庭菜園をやっていて良かったと思うことを聞いてみました。
子どもも野菜も心も育つ!家庭菜園は喜びがいっぱい!
- 天候や害虫によってうまく育たないことがあったり、新鮮な野菜の美味しさを知ることができたり、作物を育てる苦労喜びを学べることです。(40代/女性/専業主婦)
- 自宅の庭でトマトを栽培したがほとんど手もかからず、実がなり味も美味しくスーパーで売っている野菜とそん色ない出来だった。毎日の料理にも使用してかなり役立った。(50代/女性/派遣社員)
- 天候不良などで野菜の価格が高騰したときに、店頭で購入することなく家庭菜園の野菜を食べることができた。(40代/男性/正社員)
- 子供が私と一緒に家庭菜園をやっており、野菜ができるまでの大変さや収穫の楽しみを知ってくれました。家庭菜園でとれた野菜を食卓に出すと喜んで食べるので、やって良かったなと思います。(30代/女性/パート・アルバイト)
- 【質問】
- 家庭菜園をやって良かったと思うことを教えてください。
- 【回答結果】
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フリー回答
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年08月02日~2017年08月09日
有効回答数:229サンプル
野菜の育つ様子を見ることができたり野菜がおいしくいただけたりと、喜びに満ちた回答が多かったです。なかでも、子どもの食育になるという意見は、とても多く見られました。また、上手に作れても作れなくても、自分で育てた野菜は格別においしいという声が多く聞かれました。食費を削ることもできますし家庭菜園は野菜作りが好きな人にとってメリットが多いと言えるでしょう。
自宅の庭で家庭菜園をする方法
自宅の庭で野菜作りをするなら、まずは土づくりから始めましょう。土が硬かったり小石などが多かったりすると、野菜がうまく育ちません。人の両足のような形をした大根は、土中で伸びるときに石に当たって二手に分かれてしまったからです。形の悪い野菜は栄養や味わいが劣るため、小石はきちんと取り除いてしっかり耕しておきましょう。土からたっぷり栄養を吸収してもらうために、雑草もきれいに取り除きます。次は土壌づくりです。野菜が育ちやすいのは弱酸性の土壌ですが、日本は降水量が多く、雨が土のアルカリ成分を流してしまいます。日本の土壌は全体的に酸性の傾向にあるため、酸性改良資材を使って土を弱酸性の状態にしてあげましょう。具体的には、カルシウムとマグネシウムを含む苦土石灰を土に混ぜます。庭に苦土石灰をまいたら、桑を使って15センチ程の深さで耕していきます。苦土石灰の量が多すぎると、土壌がアルカリに傾きすぎてしまうので注意してください。一般的にpH6.0前後が野菜の育ちやすい数値ですので、苦土石灰の袋に書いてある目安の分量をよく読んで使うようにしましょう。土壌づくりは種を植える10日前に終わらせておくのがポイントです。
庭がなくてもベランダで野菜作り
自宅に庭がなくても、ベランダがあればプランター菜園ができます。プランター菜園で大切なのは、プランターの大きさと土壌づくり。プランターの大きさは、野菜の根の深さと大きさで決めます。土壌づくりは庭で行う方法と似ていますが、使う土はすべてホームセンターなどで購入します。基本の材料は、保水性と排水性を兼ね備えた赤玉土、吸水性に優れている黒土のほか、腐葉土や堆肥をブレンドします。野菜作りに向くpHは6.0前後ですが、野菜の種類によって違いがありますので、育てる野菜ごとにpHを調整してみると良いでしょう。トマトやトウガラシ、キュウリなどは中性よりのpH6.0~pH 7.0、ピーマンやエダマメ、カリフラワーはpH5.5です。ホームセンターでpHを測る酸度測定液が購入できますので、ぜひ挑戦してみてください。ベランダのないひとり暮らし用住宅に住んでいる人は、土がいらない水耕栽培がおすすめです。小さくカットしたスポンジを水に浸し、表面に種を埋めて発芽させます。芽が出て根が張ってきたら、ペットボトルやコップなどに入れ替えて栽培しましょう。水耕栽培は、広い屋外スペースがなくても野菜作りを楽しめるのがメリットです。それぞれの環境にあった方法で、家庭菜園を楽しんでください。
初心者さんにぴったりな野菜とは?
野菜作り初心者さんにおすすめの野菜は、庭での家庭菜園ならサツマイモです。乾燥している痩せた土地でも育ってくれるので、野菜作りが初めてでも比較的作りやすい野菜です。ただし、水はけの悪い土壌で長雨が続くと、枯れてしまうおそれがあります。植えつけから収穫までは半年近くかかりますので、黒マルチを利用して雑草を防ぎ、サツマイモが大きくなりすぎるのを防ぎましょう。庭でもプランター栽培でもおすすめなのは、ミニトマトです。乾燥した土地と日当たりの良い場所を好む果菜です。肥料も水も少ないほうがよく、丈夫に育ちやすいのがメリット。もし畑で育てるなら、一緒にバジルを植えてみましょう。トマトとバジルはお互いの成長を促すコンパニオンプランツの関係にあり、水分コントロールと害虫忌避にもってこいです。水耕栽培なら、スイートバジルやイタリアンパセリ、パクチーなどのハーブ系がおすすめ。種を植えてから1カ月も経たないうちに、グングンと伸びていきます。育てる手間がかからず、初心者さんにはうってつけです。食卓に緑のハーブを添えてみてください。
『野菜作りに興味はあるけど、何から初めたら、、、』そんな方にはシェア畑がおすすめです
経験豊富なアドバイザー在籍でわからない点などは教えてもらえたり、定期的に実演付きの講習会があり手厚いバックアップがあります。季節ごとの野菜の種や苗、肥料、農具は全て農園に完備。 詳しくは下記のバナーからHPをご覧ください。
まとめ
野菜作りは難しそうというイメージがありますが、育てる野菜を選べば、初心者さんでもきちんと栽培できます。都心部に住む人は自然と触れ合う機会が減り、どのように野菜が育つのか知らない子どもも増えています。家庭菜園なら、子どもも野菜を身近に感じることができ、好き嫌いの克服にもつながります。現代日本人に多いと言われる野菜不足の解消にもなりますので、野菜作りに興味のある人は、ぜひチャレンジしてみてください。