おもしろ野菜、という手法

kome23fバイオ技術を利用して野菜を交配

上記には具体的なプロモーションの手法や、農業のブランド化のポイントを書きました。では、具体的に地域や、極上の品質といったカテゴライズ以外にはどのような手法があるのでしょうか。まずは、インパクトのあるオリジナル野菜を開発してしまうというのはいかがでしょうか?これは、海外では遺伝子組み換え農作物など、人体への影響を苦慮されているものも含めますが、ここではそういった機能面での遺伝子操作ではなく、味や見た目の面白さ、品質などを考えます。たとえば、トマトと茄子を交配して、甘みのあるジューシーな茄子を作って売り出す、とか、キャベツとレタスの中間くらいの甘みの強い新しいサラダ用野菜の開発、などが考えられます。食生活は、同じものばかり食していると当たり前ですが飽きてきてしまいます。こういった斬新で、面白いアイデアの新商品を開発することも、これからのビジネスとしての農業を考えた場合、とても重要なポイントになってくるプロモーション手法であると言えます。

おもしろ野菜のプロモーション手法とは?

では、こういった奇抜で独創的、唯一無事なアイデアで生まれたブランド農作物はどのようなプロモーションが効果的なのでしょうか。ひとつに、飲食店とのコラボレーションがあります。これは、有名な居酒屋チェーンやファミリーレストランなどとコラボレーションして、広く自社のブランド野菜を認知してもらうというプロモーション手法です。上記に上げた茄子などは、イタリアンレストランなどで受けそうですし、扱う料理のジャンルによって需要は充分見込めるでしょう。また、飲料メーカーや食品メーカーとのコラボレーションで、そういった農作物を使った新しい商品を売り出してもらうのも、プロモーション戦略としては良い方法と言えます。また、そういった商品を作り出す地域で協力して、試食イベントや即売会、農家見学会などを行い多くの消費者に知ってもらうことも重要なプロモーション戦略です。