猿まわしという仕事
猿まわしという仕事は、お猿さんの身の回りのお世話をしつつ、芸を学び、お客様の前で演劇・お笑い・狂言・音楽など様々な要素を織り込んだ演目を披露することで、お客様に笑顔や感動を届けるエンターテイナーとなるようなお仕事です。講演デビューまでの流れとして、最初はお猿さんの日常のお世話、劇場の清掃や設備、接客などもしていただきます。そして仕事をしながら先輩たちの稽古を”見て”学んでいきます。その後、基本の4本足走行から2本足の「立つ・座る・歩く」の練習、お客さまを喜ばせる「挨拶」「椅子に座る」「立ち回り」「玉乗り」「ハードルジャンプ」など色々な芸を習得していただきます。劇場での講演は1日3~6回程。全国への出張もたくさんあり地域をめぐりながら人を楽しませるやりがいはこの上ないものです♪お猿さんと呼吸を合わせて芸をする驚き・笑い・ドラマを創りあげる、このお仕事を実際にしている先輩のインタビューをぜひ、読んでみてください。猿まわし芸人・順平さんのインタビュー
Q: なぜ猿まわしに興味を持たれたのですか?
A: 元々動物好きで、動物系専門学校に通っており猿まわしという仕事に興味を持ちました。
Q: なぜこの会社を選んだのですか?
A: 日本で最も伝統のある猿まわし団体だからです。無形民俗文化財に登録されていたことも大きな志望動機となりました。
Q: 実際にお仕事をしてみてどうですか?
A: ”一筋縄ではいかない”と実感しました。とても賢く、人間を観察してくるお猿さんと信頼関係を築くのが難しいと感じました。いまではそれを維持・クリアしていくことがモチベーションとなっております。
Q: 今後の目標を聞かせてください。
A: お猿さんと信頼関係を深め、それをお客様の前で披露し、伝統芸能を維持していくことです。
Q: 最後に、猿まわしという伝統芸能に興味がある方へ、メッセージをお願いします。
A: ”私にできるかな。。”と思われた方!それは大きな間違いです。私含め諸先輩方は誰しも同じ疑問を持って入門致しました。一回の公演で大きなときは500人近くのお客様の前で公演し、拍手を浴びることがございます。そのような仕事に就けれたことは光栄ですし、皆様にもお続きいただきたいと考えております。