『子供の成長と同じように、きのこがついたときはいまでも嬉しい。』

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広島県

なぜ農業をはじめようと思ったのか

元々は銀行マン。銀行勤務時代の先輩の紹介で木材業の会社にはいり、まずは森を守るために炭を固めテトラポットを作ったり、用水路に炭の板(ボード)を設置したりする仕事をしていました。その後、環境が悪くて松茸ができなくなり、酸性雨・黄砂などの影響や赤松の木にマツクイムシが発生してしまい、山が汚染されてきのこ自体ができなくなりました。 その経験から、山の循環や水の循環をキレイにしていくとミミズがでてきたり、きのこの菌が分解して堆肥に戻る。そうすると完熟堆肥ができ有機栽培(自然農法)ができる。その流れを理解し、原因を突き止めるようになり、15年前(平成13年9月)に新会社を立ち上げて、仕事の中で自然と環境問題を考えてキノコ栽培をはじめるようになりました。

農業経営者としての想い・こだわり

未来の子どもたちのために、安心安全な食材を届けたいという強い想いがあります。松茸と椎茸の融合きのこ(あくまでもしいたけの種)である『松きのこ・松なめこ』という生でも食べられるきのこを生産しています。お陰様で2016年10月現在で12月まで予約がいっぱいです。道の駅(甲山いきいき村)の直売所で販売しており、ZIPや青空レストラン等のテレビや、近代農業研究所(雑誌)でも掲載いただきました。

農業をやっていて楽しいことや嬉しいことは?

菌種の研究を重ねて『松きのこ・松なめこ』が育ったとき。子供の成長と同じように、きのこがついたときは今でも嬉しいです。そして今でも進化を続けているから、今後どこまで進化していくかが自分でも楽しみです。

今まで一番大変だったことことは?

最初の段階できのこがうまく出来ない時期が5年くらい続いたことです。自分で全く経験のない中で始めており、教えてもらえる人も誰もいなかったので、かなり大変ではありました。

就農を考えている方にメッセージ

本当にやる気のある方は、私と一緒に夢を追いかけてほしい。ただそれだけです。楽な仕事ではないですが、うまく出来たときの喜びはかけがえのないものです。
あぐりナビ担当者から一言

元銀行員からの就農という異色の経歴の東山さん。きのこに対する熱い想いを語っていただきました。最初はなかなかうまく育てられない中で、知識や経験のある頼れる人もいなかったため、苦労されたそうです。初心を忘れずに、今でもきのこの成長を喜べることが、農業で成功する秘訣なのかもしれません。進化し続ける世羅きのこ園。今後の成長が楽しみとわくわく話されていたのが印象的です。あぐりナビから入社したスタッフも頑張っているそうで、オススメです!

企業情報

地域 広島県
所在地(住所)

広島県世羅郡世羅町大字田打413-6

会社名

世羅きのこ園

代表者

代表取締役:本池 朋美
会長:東山 正

設立年月日

昭和63年1月

事業内容

きのこ製造販売

従業員数

10名

求人URL https://www.agri-navi.com/s/?post_type=fudo&p=1120
連絡先

0847-25-4156